住宅の中で、特に奥様にとって、とても長い時間をすごすのがキッチンです。
ですので、奥様にとって、キッチンにはとても思い入れが強い方が多いです。
その思い入れの強いキッチン。
そのキッチンはメーカーの作っているものを採用する事が多いかと思います。
イメージとして、工事に入る頃に、
工務店の監督さんと指定のメーカーのショウルームに行き、
そこでショウルームの女性の方と相談しながら2〜3時間で決定していく。
その内容は天板や面材の種類からシンクやコンロ、フード等、
そのショウルームにある現物を見ながら進めて行き、
終わったら休憩している間に定価の見積書が出てきて、
簡単なパースも付いてくる。という感じでしょうか。
(後日郵送のところもありますね)
その後は工務店とそのメーカー、もしくはその間に入った代理店との値引き等の交渉があり、
最終的に施主さんはいくらになるかを工務店の監督から聞き、発注するという流れでしょうね。
実際キッチンの価格は定価よりかなり低く設定されており、
その掛け率は会社によって、またシリーズによって、また取引量等によっても全く違います。
ですので、施主さんには本当の価格は解らないようになっているとも言えます。
ところで、我が事務所では、キッチンはほとんどオーダーで行っています。
また、既製品の場合でも、工務店とは切り離して契約しています。
ですので、本当の価格を施主さんに提示して理解してもらい、契約してもらっています。
オーダーキッチンの場合。
この場合はキッチンをどのような業者さんに依頼するかで金額は違ってくるのですが、
大抵既製品より安くなる事が多いですね。
フルオーダーなのに安いというのは不思議がられると思いますが、
良く考えてもらえば解ると思います。
前述のような立派なショウルームがある訳でも、
説明する女性がいる訳ではありません。
TVのCMも無いですしね。
経費は最小限です。
オーダーの場合、ありとあらゆる組み合わせや工夫が可能となります。
ですので、建築家に住宅を依頼される方はオーダーキッチンをお勧めしますね。