中間建築設計工房ブログ/建築家 大阪

にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・住宅建築家へ  大阪で住宅を中心に活動している建築家・設計事務所です。 日々の生活や仕事の事柄を書いています。

建築家の設計とは

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

さて、私達は日々住宅を主に設計することを業として報酬を得ています。

当然、世の中に住宅は沢山あり、その全てで設計者は存在し、
必要なコストがかかっているのですが、

その中でも、建築家の設計コストが(建築家にもよるのですが)、
一番高いと思います。

これは、時間単価ではなく、総額です。
時間単価なら比較的長くかかった住宅では、
コンビニのバイト以下になる筈ですが・・・。

さて、そのもっとも高いコストをかけて建築家に
設計を依頼するメリットは、どこにあるのでしょうか。

そんなメリットは全くないと考える方も多いでしょうね。

ここで、そのメリットを、建築家側からの勝手な意見として
(反論もあるでしょうが)、書きたいと思います。

昔は、建築家で家を建てる事で、
最先端の技術やデザインの特別な家を手に入れる事ができたと思います。

しかし今では、どの工法も材料も、デザイン手法も、
どこで住宅を建てても手に入れる事ができます。
デザインなどは、ある雑誌の切り抜きを持っていけば
同じような空間を作ることは可能です。

しかし、同じ工法、同じ素材を使っても、
ある建築家が設計した住宅は
やっぱり何か違うという体験をされた方も多いかと思います。

特に関西では、一昨年お亡くなりになられた
石井修さんの住宅などを観られた経験がある方には
解ってもらえると思います。

これは、何処が違うのか。なかなか言葉で言い表しにくいですね。

一つ言えるのは、これらの住宅を観たり、経験した時の「ゾクゾク」
とする不思議な体験です。
この「ゾクゾク」感は決して不快な感じではなく、どちらかと言うと
浮遊感というか、居心地のよさと言えると思います。

これは視覚として入ってくる情報を、
脳がデザインを含め整理して理解していくこと以外の感覚を
体が感じていると思います。

それを感じる事は誰にでも出来るのですが、
それを感じさせる設計はそうそう出来ない。
これは例えば、同じ空間を、
建築雑誌の切り抜きを元に模倣しても絶対に真似できないものだと思います。

今年もその感覚の設計が少しでも出来るようになる為、
日々勉強していきたいと思っています。

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