中間建築設計工房ブログ/建築家 大阪

にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・住宅建築家へ  大阪で住宅を中心に活動している建築家・設計事務所です。 日々の生活や仕事の事柄を書いています。

建築士試験

今日本で病人を診察しても良い人は資格を持った医師だけ、また税に関して業務をしても良いのは資格を持った税理士というように、日本で建物の設計をしても良いのは資格を持った建築士だけとなっています。

しかしながら、他の資格と違い、建築設計は戦後の経済発展期にものすごい需要があった為、大量の資格者を作り出し、そしてその後の急激な需要の減少により、建築士が余る状態となっていますね。

そしてその大量の有資格者は当然需要があった世代に固まっている為、その世代が引退を迎える時期に差し掛かってきた今から10年ほどで、随分状況が変わると予想されています。

また、案外知られていないのですが、その建築士の最上資格である一級建築士はここ数年、全国で四千人前後の合格者となっていまして、平均合格年齢が32歳。数十年前からすると桁が違う合格者という資格となり、最難関とされている司法試験の合格者数に随分近づいてきました。
(試験の難易度は良く解りませんが・・)

それに加えて昨年また法が強化され、一級建築士を取ってからも3年以上の業務経験を経ないと代表者として設計資格が得られなくなりました。

とすると自分の設計が出来る資格が得られるのが平均年齢35歳以上となる訳でして・・・。このような業種はちょっと他には見当たりませんね。

その一級建築士。これを取る為には学歴や業務経験が要求されるのですが、その中には二級建築士取得者も含まれていまして、これに業務年数を加えると晴れて受験資格が得られます(全体の2割程度が該当しています)。

この二級建築士の製図講師を大阪府の建築士会で務めさせてもらっているのですが、当然建築士会だからといって特別に前もって試験の情報が得られる訳ではありません。

他の組織と全く同じで、正式に課題が発表されてから講師陣が集まって課題の検討を行い、講義の内容を決定し、解答例の作成を行います。

ですので毎年6月のある時期(ある瞬間という方が正しいかな)ものすごいことになります。
今年もその季節が近づいてきました。

大阪府建築士会二級建築士試験講習・講師からのアドバイス
http://www.nakama-a.com/kenchikushikai/lecturer.html

お問合せフォーム

にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・住宅建築家へ


コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
■hibimemo■
日々のメモ
■sumamemo■
家を建てる前に、今建てている方にも…
住宅設計を通じて得た住まいづくりのアレコレ