以前にブログにも書いていました
「城東の家」の大規模改修が
先月終わりました。
10年前、この住宅が建った時は
RC外断熱の個人住宅は
まだ大阪では数件しか無かったと思います。
その建物の大規模改修工事。
塗装はセラミックスの断熱塗料である
「ガイナ」を塗りました。
「ガイナ」の性能に関しては
まだまだ未知数の所がありますが
メーカーからクライアントと共に
何度も説明を聞き、最終決定しました。
その断熱効果については、
元々、RC外断熱という高い性能を有していますので
体感ではあまり差はないかと思いますが
夏場の光熱費がどのくらい変わるかの
チェックをしたいと思っています。
また、防音効果に関しては明らかに体感で変わりました。
外部からの音が、明らかに消音されていました。
現場は外断熱ということで、足場を固定するアンカーが使えない等
難しいことも多かったですね。
ガイナに関しても、比較的塗りやすい材料でしたが
セラミックの薄い膜を作る訳ですので
塗る場所によって下地材の選定が難しかったです。
外壁の改修の場合、色の決定も重要になるのですが
白いセラミックの粉が主成分ですので、
特注で色を作ることは出来るのですが
他の塗料に比べて、完全に希望の色を作り出すのは難しいです。
等々、色々難しい所も多いですが、しっかり特性を理解して使えば
コストに見合った良い材料だと思いますね。
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