中間建築設計工房ブログ/建築家 大阪

にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・住宅建築家へ  大阪で住宅を中心に活動している建築家・設計事務所です。 日々の生活や仕事の事柄を書いています。

新国立競技場について

新国立競技場の件が
連日報道されていますね。

屋根が付くとか付かないとか
お金がどうとか、間に合わないとか・・・。

色々な原因が考えられますが
私が思うに、結局スター建築家達が
スター建築家を選んでしまった。

これが全てなのかな、と思いますね。

案外知られていない(知っている人は知っている)
のですが、特に日本の建築設計業界は
ほんの一握りのスター建築家と
その他の建築設計を行う人で成り立っています。

建築家、建築士、設計屋、設計部門の会社員
等々いろんな呼び方がありますが

建物を建てる為には、必ず設計を行う人が必要
になります。

その設計を行う人達は、特に日本の場合
大部分が比較的安い報酬ながら
その仕事にやりがいを感じ頑張っている
という人達が多いですね。

その反面、ほんの一握りのスター建築家もいて
大きな報酬と名声を得て活躍しています。

もちろん、そのスター建築家には
誰でもなれる訳ではなく
パトロンがいて成り立っています。

それは、世界的には伯爵や石油王や大富豪など
日本では、その名を利用したい大企業等
でしょうかね。
国に力がある時は、政府や国民が
パトロンになる時もあります。

そして、今回、五輪という祭典の
メイン会場ということで
政府や国民がパトロンになってくれるだろう
と考えてスター建築家達がさっさと話しを
進めてしまいました。

結果、政府も国民(都民)も
「パトロンになりたくない!」
と言い出して今この現状にあると思いますね。

日本の建築設計のレベルの高さは
一握りのスター建築家ではなく
その他の建築設計を行う人達の日々の努力で
成り立っています。

それなのに、今回、スター建築家達が話し合って
スター建築家達を集めて設計競技をし
外国のスター中のスター建築家を選びました。

そして、今このような状態になっています。
政府や国民(都民)は結局
パトロンにはなってくれませんでした。

本当は、日頃から頑張っている
普通の建築設計者が集結して技術を披露できる場
を作れていれば違ったのでしょうか
それをスター建築家達が許さないのはいつの時代も同じです。

でも、東京五輪の日程は変わりません。
こんなことを言っている暇はありませんね。

あの北京オリンピックでも
同じような流れでスター建築家が選ばれたのですが
あの勢いのあった中国でさえも
同じような問題が起こり、コストダウンとデザインの
両立をする為に建築家達はその後
ほんとに苦労して作り上げました。

実物を五輪終了後に観に行きましたが
コストダウンの為に、かなり骨抜きにされながらも
デザインを守る為のぎりぎりまでの努力を感じましたね。

ぜひ今回も、出来てみれば、コンペ案の跡形もない
という建物にならないように関係者には頑張ってもらいたいですね。

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