昔、我々設計事務所が実施設計を終了し
工務店に見積もり入札を依頼する時は
トレーシングペーパーに手書きで書いた図面を
「青焼機」という機械で一枚ずつ青焼きし
それを各工務店に2冊程度用意し
「現説」という現場説明会を開催し
工務店の営業さん達に集まってもらい
そこでその図面をお渡しして
決められた期限の日に、入札結果を
事務所に持ってきてもらい、入札が終了する。
という流れで行っていました。
ですので、「現説」の前日は若手所員が
徹夜で何百枚という図面を焼く
というのが設計事務所の慣例でしたね。
しかしながら現在では
図面はCADで作成され
そして、紙になることなくデータ化され
各工務店には、そのデータがメールで送られ
入札期日には、メールで見積書が届く。
「現説」という同じ作業ですが、随分違いますよね。
でも、これは大昔の話ではなく、ほんの20年ほど
前の話です。
ということで、現在、我が事務所では
2物件、その見積もりが進行しています。
各工務店の方々、よろしくお願いします。