外観に、コンクリート打放し仕上げを
使用している住宅等をよく目にすると思います。
(写真 第三南田辺ハイツ)
コンクリート打放しは
1800mm×900mmの化粧合板
(コンクリートを流し込む為の型板ですね)
と、セパレーター(型枠を止める為の金物です)
の配置計画をきちんと行い
施工準備をきちんとして、失敗のできない
一発勝負の現場コンクリート打ち
を経て出来上がります。
ですので、設計者、施工者が十分打合せをし
施工図面もきちんと作成しないと
うまくできません。
きれいなコンクリート打放しの外壁は
重厚感があると共に、モダンなデザイン
(型枠のきれいな配置からくるものですね)
を醸し出すことができます。
また、うまく打放しが出来ている現場は
監督や職人さんもしっかりしているので
他の部分もきちんとできているのだな
と想像できます。
このコンクリート打放し仕上げは
コンクリート造だけでなく
木造や鉄骨造の住宅等にも使用することができます。
この住宅は、鉄骨造ですが、一階部分壁に
コンクリート打放しを使用しています。
(写真 大淀の家)
木造や鉄骨造でも、基礎は必ず
コンクリートで作ります。
ですので、基礎から立ち上がっている1階壁は
比較的容易に、コンクリート打放し仕上げを
使用することができます。
上階に軽い素材(金属や木材等)を使う場合
1階部分にコンクリート打放しを使用すれば
モダンな雰囲気を作り出すとともに
安定した質感のバランスを得る事ができます。