住宅を建てる時、和室を作るかどうか
これは、とても難しい選択ですね。
昔の住宅と違って
今では、和室が無くても
困ることはほぼありません。
ですので、和室がない住宅も
最近では多いです。
しかし、私の事務所では
今まで和室がない住宅を造ったことは
一度もありません。
それでは、和室を造った場合
どんな使い方があるのでしょうか。
一つ目は、客間です。
(上部写真 鶴見の家)
この和室は、全て吉野の桧で造っていまして
本格的に設計したものです。
この住宅の中で、和室は一つだけなのですが
本格的な和室を造ることで
お客様やご親戚が来られた時に泊まって頂く
事ができるとともに
お茶室としての利用や色々な和風の趣味等にも
使ってもらえます。
二つ目としては、リビングと続きの和室ですね。
(写真 尼崎の家)
和室の使い方としては
リビングの延長として、大人数での食事等や
ちょっとした家事室や休憩室としても使えます。
ですので、この場合、あまり本格的に作ることは
無いですね。
三つ目としては、リビングとして使用です。
(写真 甲子園口の家)
若い方と違って、年配の方は、
昔から和室でくつろがれてきました。
ですので、二世帯住宅などでは
親世帯のリビングは
まだまだ和室を造ることも多いですね。
その他にも和室は色々な使い方ができますし
何といっても、私たち日本人のDNAには
和室での生活が、克明に刻み込まれている
と思いますので、ぜひ一部屋だけでも
作ってもらいたいと思います。