住宅の設備の中で
特に夏の季節に絶対に必要になるのが
エアコンです。
その絶対に必要なエアコンを
どのようにインテリアと馴染ませるか
これは難しいところですね。
エアコンは必要なものですので
普通に目立たないところに
壁掛けのエアコンを設置する。
(上部写真 帝塚山の家)
というのが一般的な方法だと思います。
また、壁掛けでは無く、
天井埋め込みタイプを設置すれば
インテリアの邪魔にならないだけで無く
部屋の隅々まで冷気が行き渡るようになります。
(写真 大東の家)
ここまでは普通の考え方ですが
もう少し、建築的に処理をすることで
インテリアも変わってきます。
まず考えられるのが
普通の壁掛けエアコンを
壁の中に設置し、ガラリを取り付ける案です。
(写真 堺の家)
この場合、ガラリ等の設置の手間は
ありますが、エアコンは普通のタイプで
OKですので、将来の取り換え等も簡単です。
他には、壁埋め込み型というエアコンが
昔から生産されており
これをうまく壁や家具と組み合わせると
きれいに見せる事ができます。
(写真 東大阪の家)
一番きれいに見せる方法は
天井裏等にエアコン本体を設置し
そこからダクトによって
空気の吸い込み口と吹き出し口を設置
する方法です。
(写真 生駒の家)
この方法であれば、エアコン室内機は
一切見えませんので、空間がすっきりします。
もちろん、設計当初から、本体やダクト等の
設置スペースを計画する必要がありますし
コストは一番必要になります。
エアコンの設置方法には決まった解答例は
ありません。
建て主と設計者がじっくり相談し
設置する場所ごとにどの形式とするかを
決定することが重要ですね。