
この写真は「鶴見の家」のリビングです。
手前に写っているチェストなのですが
住まれてからしばらくして
この建物に合う家具を造りたい
と相談があり造ることになりました。
材料は吉野の桧無垢材で
柿渋を塗ってあります。
また、「生駒の家」では
竣工時テレビを置かなかったのですが

しばらくしてTVを置きたいとの相談があり

建物のイメージに沿った
TV用のラックを製作されました。
材料やデザインモチーフ等は
全て、新築時に製作した
家具等と合わせています。
「城東の家」にはプレイルームがあり
新築時に、打放しコンクリートに合う
白の家具を製作したのですが

そこに10年後
小さなチェストを置かれました。
ここでは、新たに
打放しコンクリートに合う
「鉄」も有効に使っています。

これらの家具は、全て新築時に
オーダー家具を造った方に
住み続けて時間が経ってから
また造ってもらったものです。
新築時に色々打合せをして
建物や施主さんの事を
よく解っている家具屋さんに
また造ってもらうことで
空間にぴったり合う、いわゆる
「とっておきの家具」
が出来上がります。
これは、「建築家と建てる家」でのみ
味わえることかもしれませんね。
