昔から日本家屋の屋根に使われてきた
和瓦ですが、最近使われることが
少なくなってきましたね。
鋼板やアスファルトシングル材等が
価格や、施工のし易さから
多く使われるようになっています。
しかし、その和瓦もとても進化していて
とても面白い使い方がされています。
上の写真は、昔の製造方法を復活させて
窯で焼かれた平瓦です。
厚みは3cmあり、一枚一枚違った風合いを
持っています。
このように玄関やテラス等に敷くと
とても趣のある雰囲気となりますね。
プラスして他の材料にない柔らかさや
調湿性を持っています。
また、普通の平瓦でも
両側からカッターを入れて割ると
焼けた部分とそうでない部分とで
切断面が3層になります。
その部分を壁やサイン等に使うと
これもまた面白い使い方が出来ます。
上の写真は真っ直ぐにカットしていますが
カーブを付けてカットすると
これに動きが出てきます。
通常の使い方の屋根に使う場合でも
平板瓦ならモダンな屋根に出来ますし
太陽光発電を取り込む事もできます。
ちなみに前面衝立の
穴あきブロックのように見えているのも
実は瓦です。
これらは、全て大阪府建築士会会員誌
の為に取材させて頂いた
淡路瓦工業組合の方々から
教えて頂いたものです。
外国から色々買い付けなくても
地元関西にこのような素晴らしい
素材があります。
ぜひ色々な使い方をして
住宅に彩りを持たせて欲しいですね。