カテゴリ:住宅(外装・構造)
この写真は最近ニュースを賑わしている
あの小学校です。
先日たまたま近くを通ったので見てきました。
ある議員さんが中華料理屋て言っていましたけど
私には立派な建物に見えましたね。
大阪の小学校はどこも同じ作りで
殺風景な校舎ばかりなのに対して
切妻屋根に大量の木材の使用。
色も日本の伝統色で
今は少し派手な感じがするけれども
時間と共に落ち着きが増していく校舎だと
感じました。
真上を飛行機が通るので
その騒音はあるけれども
その他は小学校としてとても良い建築だと思いますよ。
これまでの経緯や、これからどう展開するのかは
解りません。
しかし、上記の「中華料理屋みたい」との発言には
憤りを感じます。
設計者は存じ上げませんが
良い小学校を造ろうと頑張って設計し
施工者も、同じく小学生の為に頑張って工事を
してきたと思います。
職人さん達も、いつもの仕事より
「小学生が使うのだから」と丁寧な仕事をしたと思います。
建物は「施主」だけで作っているのではありません。
本当に沢山の人達の努力で出来ています。
確かに、今までの報道では、ここまでの経緯には
疑問点も多く、当然、しかるべき調査をもって
きちんとした対応がされるべきだと考えます。
しかしながら、もしこのまま放置される
もしくは、取り壊されるのであれば
とても悲しいことだと思いますね。
「六甲の家」無事上棟しました。
SE構法ですので、現場での作業は
とてもスムーズでしたね。
現場では、工務店の営業さんの司会で
簡単に上棟式を行いました。
いよいよ工事も後半戦となります。
また、上棟の前に、実際この住宅で
使用される材料の加工の様子を
ご家族全員と一緒に
プレカット工場に見学に行きました。
小さなお子様は
「リアル・ピタゴラスイッチ」
ですので、とても興奮して
観ていましたね。
最新の機械とのことで
1軒の住宅の加工時間は
3〜4時間だそうです。
ほんの30年前までは
大工さんが数人で何日もかけてた事を
僅か数時間で出来るようになったのですから
ほんとに技術の進歩ですね。
「六甲の家」の地下部分の
コンクリートです。
きれいに出来上がりました。
この建物が建っている土地は
分譲地ですので
周りも住宅を建てているのですが
私たちと着工がほぼ同じだった住宅が
もう出来て住まれていて
こちらはまだ建て方にも行っていない・・。
同じ住宅ですが、随分違いますね。
また、日頃よく通る道沿いに
本格的なお茶室を造っている現場がありまして
昨年の春頃着工して、私も興味があるので
ずっと観ているんですが、先日ようやく完成しました。
時間がかかればかかるほど
経費が積み重なって高くなってしまう。
なので、出来るだけ時間がかからない工法を採用し
経費を安く抑える。
これは、すべての商売に共通することだと思います。
しかしながら、人が住む器である住宅は
経費を安く抑えることを前提にしながらも
少し、時間をかけてじっくり造る所も
あった方が良いなと考えています。