中間建築設計工房ブログ/建築家 大阪

にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・住宅建築家へ  大阪で住宅を中心に活動している建築家・設計事務所です。 日々の生活や仕事の事柄を書いています。

カテゴリ:住宅(設備)

自走式掃除機

ルンバ







昔から家事と言えば
掃除、洗濯、料理・・・と言うくらいで
掃除はとても大変だったと思います。

しかし、この自走式掃除機(ルンバ)が
登場してとても楽になりました。

我が家もルンバになってから6年ほど
今では普通の掃除機は持っていません。

我が事務所が設計した住宅では

手摺4













城東の家の施主様が買われたのが
初めてだったと思いますね。
約10年前でしょうか。

最近では、設計段階から要望に
ルンバ使用を含まれることが多いですね。

ルンバ使用にあたり注意する点は

・設置位置を確保しておく

引戸を開け放しにすることで1フロア全て
同時に掃除することができます。
その場合設置場所を出来るだけ中央に
すると良いです。
また造作家具の下部に収納場所をとってやると
ルンバの姿を見ることなく、昼間に勝手に
掃除してくれることになります。

・巾木のポイント

ルンバは結構なスピードで壁にぶつかります。
(一度大きな植木鉢を割られました)
ですので、以前流行りました巾木無しの
シンプルな壁はNGです。
また高さ7cmほどありますので
2から3cmの低い巾木ですと乗り越えてしまいます。

・家具の選定

これは結構重要ですね。
特にソファーやベッドは10cm程度下が開いている
タイプを購入して下さい。
椅子もたまに脚間が狭いものがありますので
注意が必要です。

以上でしょうか。

また、結構音がうるさいですので
夜使用を想定する時はリビングと寝室との
位置関係も重要ですね。

急速に住宅のバリアフリー化が進んだ結果
ルンバを活用できる家も多くなって来ました。

数年後には床に掃除機をかけている姿は
無くなってしまうかも知れませんね。

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住宅のエアコン設置方法

エアコン1






住宅の設備の中で
特に夏の季節に絶対に必要になるのが
エアコンです。

その絶対に必要なエアコンを
どのようにインテリアと馴染ませるか
これは難しいところですね。

エアコンは必要なものですので
普通に目立たないところに
壁掛けのエアコンを設置する。

(上部写真 帝塚山の家

というのが一般的な方法だと思います。

また、壁掛けでは無く、
天井埋め込みタイプを設置すれば
インテリアの邪魔にならないだけで無く
部屋の隅々まで冷気が行き渡るようになります。

エアコン2







(写真 大東の家

ここまでは普通の考え方ですが
もう少し、建築的に処理をすることで
インテリアも変わってきます。

まず考えられるのが
普通の壁掛けエアコンを
壁の中に設置し、ガラリを取り付ける案です。

エアコン3














(写真 堺の家

この場合、ガラリ等の設置の手間は
ありますが、エアコンは普通のタイプで
OKですので、将来の取り換え等も簡単です。

他には、壁埋め込み型というエアコンが
昔から生産されており
これをうまく壁や家具と組み合わせると
きれいに見せる事ができます。

エアコン4










(写真 東大阪の家

一番きれいに見せる方法は
天井裏等にエアコン本体を設置し
そこからダクトによって
空気の吸い込み口と吹き出し口を設置
する方法です。

エアコン5













(写真 生駒の家

この方法であれば、エアコン室内機は
一切見えませんので、空間がすっきりします。

もちろん、設計当初から、本体やダクト等の
設置スペースを計画する必要がありますし
コストは一番必要になります。

エアコンの設置方法には決まった解答例は
ありません。

建て主と設計者がじっくり相談し
設置する場所ごとにどの形式とするかを
決定することが重要ですね。

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ホームシアター

昨年末、竣工しました「生駒の家」の
ホームシアターが完成しました。

ホームシアター

竣工までは、TVをどうするかは
未定のまま進み、
とりあえず、設置位置を決め、
設備系のみ設置していまして、
引越し後、色々考えられて
最終ホームシアターを設置することに
なりました。

しかしながら、普通のAVラックを
設置してしまえば、リビングの雰囲気を
壊してしまいますので、
造作家具として製作しました。

デザインは、リビングのデザインを踏襲し、
また、横にある暖炉の木部の飾り彫りと
出来るだけ近いように設計されています。

まだ、設置が完了してから
お邪魔していませんが
仕事関係が落ち着いてきましたので
一度見に行こうと思っています。

ところで、話はまったく変わりますが、
というか、全く親バカな内容なのですが、
二つ前のブログに書いた、リビングに飾ってある
息子の剣道の銅メダルの件

先日の敬老の日にも、大東の方で試合がありまして
結果、なんと、その銅メダルの横に「金」が・・・・
今飾ってあります。

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全館空調と暖炉

本日は生駒の家の4回目です。

この住宅は、大きなLDK空間に小さな個室が
全て繋がっているという構成となっています。

そこで、各部屋に空調機を設置するシステムでは無く
全館空調を採用しました。

簡単にシステムを説明しますと
建物の断熱性能、気密性能を高くし
一台の大きな空調機と、熱交換のできる換気扇を設置し
その機器を24時間可動させることで
住宅内全てを常に空調の効いた状態とします。

ですので、リビングも子供部屋もトイレも常に
一定の温度に保たれ、光熱費は
ほぼ一般の空調システムを採用するのと変わりません。

しかし、この住宅は洋館のコンセプトで造っていますので
インテリアとしての「暖炉」、エクステリアとしての「煙突」
がとても重要となります。

そこで、ダミーでそれらを設置しました。
暖炉

リビングの南面中央にどっかり座っているこの暖炉は
アメリカからの輸入品で
中の槙と炎はそれ自体温風を出すストーブです。

以前ロンドンにいた時に、色々なお家にお邪魔したのですが
ほとんどコレでしたね。
ロンドンではレンガ造りの外観にスレートの屋根の外観は
法律でほぼ改造することが出来ず昔のままの風景が
維持されているのですが、内部は改造が自由です。

それでもやはり暖炉は欠かせないアイテムだったようで
必ずあったのですが、密集した都市部で
槙を焚き煙突から煙を出す訳にはいかず
このような装置が開発されたのでしょうね。

当然日本でも同じことが言える訳で
この全館空調システムとダミーの暖炉は
なかなか良い組み合わせかと思います。

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